
株式会社 茶通亭
代表取締役 植松 崇宏
創業以来「日本茶の本当の美味しさを伝える」を理念とし、お茶づくりに全力を注いで参りました。多くのお客様に支えられながら創業より100年を経て、歴史の深さと時代の流れに、さらなる責任と使命を感じています。
いつの時代も貫いていたのは、「美味しいお茶をつくる」こと。どんな時も一心にお茶と向き合い、真面目なお茶作りを続けてきたからこそ100年の歴史を積み上げられたのだと確信しています。先代たちの繋いできたバトンを受け継いだ身として、茶通亭のこの味を守り、進化させ、そして次の世代に繋いでいきたい。
しかし現在、リーフ茶需要の低迷や、若年層の日本茶離れが進み、茶農家や茶業に携わる人も減少を続けています。ライフスタイルの多様化が進む中、こうした時代の変化は必然で、自身もこの業界に身をおいてなかったら日常的に日本茶を飲んでいなかったのかもしれません。
それでも、日々お茶に接していると、今でもまだ新しい発見があり、お茶の奥深さに触れ、年齢も相まって年々お茶がより好きになります。
昨今では、様々な茶種や淹れ方や楽しみ方が多様化、巷には工夫を凝らしたお茶カフェや、お茶をテーマにした飲食サービスも年々増加しています。まだまだ大きな可能性を秘めている日本茶。その魅力を最大限に引き出しながら形にする、昔から受け継がれる古き良きお茶の良さも、新たなお茶の魅力も、すべてを未来につないでいきたい。
日本に誕生する子どもたちに、日本人のカルチャーとして永遠にお茶が愛される存在であるように。
株式会社 茶通亭
代表取締役社長 植松 崇宏